ギヤポンプ式充填機の仕組みや充填に適している液体、メリット・デメリットを紹介します。他の充填機との仕組みの違いを知って、自社に適した充填機の選定に役立ててください。
ギヤポンプ式充填機とは、2枚の歯車を噛み合わせた「ギア」の力によって液体を移送するタイプの充填機です。ギヤの回転数に比例して充填物を送り出す仕組みとなっており、回転制御を切り替えることで、スピード重視・精度重視の両方に対応できます。
ギヤポンプ式充填機によっては大量充填に対応しているものもあり、充填物の粘性や計画した生産量によってコントロールしやすいのが特徴です。
ギヤポンプ式充填機は、シャンプーやコンディショナーなどの低粘度の液体からジェルやゼラチン、クリームなどの粘性の高い液体まで幅広く充填できます。食品でははちみつやマヨネーズ、チョコレートソースなどの充填に向いていて、化粧品・化学工場や食品・食品加工工場など多くの生産現場で採用されています。
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ギヤポンプ式充填機にホッパーを取り付ければ、ジェルやクリームなどの粘性が高い充填物も充填できます。充填物ごとに適した仕様に回転制御を行い、セッティングが可能です。
充填物を流し込む際のヘッド部分をワンタッチで取り外せるようになっているため、洗浄しやすく衛生管理がしやすいのが特徴です。洗浄作業の負荷がかからないため、生産効率アップにもつながります。
ギヤポンプ式充填機は金属の歯車を利用するため、機械摩耗が起こります。これは歯車同士や歯車とケーシングが長時間にわたり擦れ合うことによって発生するもので、完全には避けられません。使用頻度にかかわらず、定期的な摩耗点検が必要です。
歯車やケーシングを使用するギヤポンプ式充填機。ポンプ効率を保つために、歯車やケーシングに高い加工精度と高剛性・耐久性が求められます。さらに、工程によっては耐腐食性や耐摩耗性も要求されるため、製造コストがかかりやすいデメリットがあります。
※各社公式HPの2021年9月時点での記載情報をもとに用途別に下記基準にて選定
工業用:危険物にも対応した防爆仕様で全自動・半自動充填機を取り扱う営業拠点数の最も多い会社(クボタ公式HP参照:https://scale.kubota.co.jp/fillingmachine/)
食品用:食品専門で外部の検査機関への菌検査依頼への対応を明記している会社(大阪屋公式HP参照:https://www.osaka-ya.com/quality/)
卓上用:小型充填機の導入実績5,000台以上を明記している会社(ナオミ公式HP参照:https://www.naomi.co.jp/strength/)