このページでは、一般的に挙げられる液体充填機のトラブル例や、故障の際の注意点について解説しています。
液体充填機が作動しない場合、最初にチェックすべきはコンセントが抜けていないかどうかです。また、コンセントがささっていても、ブレーカーが落ちて通電していない可能性もあります。
単に機械が動かないだけでなく、通電ランプや操作盤などが全く反応していない場合、コンセントやブレーカーを最初にチェックします。
なお、電気は流れているはずなのに機械が動かない場合、無理に動かそうとせずコンセントを抜いてメーカーへ相談しましょう。
普段に使っている時と液体充填機の様子が異なる場合、まずは設定などが変更されていないか冷静に確認することが大切です。特に、作業スタッフが変わった場合や充填物を変えた場合などは、設定が変更されていることもあるでしょう。また、単純に設定ミスの可能性もあります。
その他、洗浄後やメンテナンス後に違和感を抱いた場合、ひとまず液体充填機の使用を中断し、各部品が正常に組み立てられているかどうかなど全体的にチェックします。
正常に通電していて、設定にも間違いがないにもかかわらず、適正な充填が行われていなかったり、充填物の量にばらつきが生じていたりする場合、内部の詰まりや機構の不具合の可能性が考えられます。
そのような場合、無理に機械を分解して修理しようとせず、取扱説明書を確認するか、メーカーの相談窓口へ連絡して対処法について話を聞きましょう。
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例えばボトルへ充填した液体に、浮遊物が発見されたとすれば、直ちに液体充填機をストップさせて異物混入の原因を検証します。また、メーカーへ電話して対処法を確認することも大切です。
なお、混入した異物は原因究明のヒントになるため、問題解決まで決して捨てず、適切に保管しておくようにしてください。
故障の相談にメーカーへ連絡する際は、問題が解決するまで代替機を用意してもらえるかどうかも合わせて確認しておきましょう。また、代替機を用意してもらえるとして、その際の費用負担があるかどうかも、修理費用と合わせて確認することが必要です。
※各社公式HPの2021年9月時点での記載情報をもとに用途別に下記基準にて選定
工業用:危険物にも対応した防爆仕様で全自動・半自動充填機を取り扱う営業拠点数の最も多い会社(クボタ公式HP参照:https://scale.kubota.co.jp/fillingmachine/)
食品用:食品専門で外部の検査機関への菌検査依頼への対応を明記している会社(大阪屋公式HP参照:https://www.osaka-ya.com/quality/)
卓上用:小型充填機の導入実績5,000台以上を明記している会社(ナオミ公式HP参照:https://www.naomi.co.jp/strength/)