このページでは、液体充填機の種類に応じた正しい洗浄方法を解説しています。自社で導入している液体充填機の洗浄方法をきちんと理解しておき、日常のメンテナンスに役立てていってください。
チューブポンプ式充填機を洗浄する場合、作業する部位は基本的にチューブのみとなります。
チューブポンプ式充填機のチューブを洗浄する手順は以下のようになります。
ロータリー式充填機では、洗浄する部分はポンプヘッドとなります。
ロータリー式充填機の基本的な洗浄手順は以下の通りです。
ピストン式充填機は、複数の部品を分解して洗浄しなければならない上、金属部品には重量もあるため取り扱いに注意しなければなりません。
もしもピストンポンプ部を本体から取り外す際に落としてしまったり、力任せに作業を行って部品を変形させてしまったりした場合、液体充填機の使用を中断してメーカーなどのメンテナンスを受けるようにしてください。なお、作業に不安がある場合は1人で行わず、複数人で部品を支えながら分解することも大切です。
ピストン式充填機の洗浄手順は以下のようになります。
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スクリュー式充填機は分解する部品の数が多いため、組み立てる際に混乱しないよう手順を事前に確認しておきましょう。また、全てのパーツが乾燥するまで液体充填機を使えなくなるため、各部品の予備セットを用意しておくこともポイントです。
フィーダー式充填機は比較的容易に分解を行える反面、高圧洗浄機などを使う際には水の方向をチェックするといったことも必要です。
事前に必ずマニュアルを確認しておきましょう。
電気制御部分や電源など、水をかけてはいけない部分は水洗いしないように注意してください。
部品の乾燥が甘ければ製品が汚染されたり詰まりの原因になったりするため、必ず完全に乾燥してから組み立てるようにします。
ジャンルとして同じ液体充填機でも、メーカーや型番によって洗浄手順が異なることもあります。そのため、実際の作業を行う前に必ず取扱説明書を確認しておきましょう。
※各社公式HPの2021年9月時点での記載情報をもとに用途別に下記基準にて選定
工業用:危険物にも対応した防爆仕様で全自動・半自動充填機を取り扱う営業拠点数の最も多い会社(クボタ公式HP参照:https://scale.kubota.co.jp/fillingmachine/)
食品用:食品専門で外部の検査機関への菌検査依頼への対応を明記している会社(大阪屋公式HP参照:https://www.osaka-ya.com/quality/)
卓上用:小型充填機の導入実績5,000台以上を明記している会社(ナオミ公式HP参照:https://www.naomi.co.jp/strength/)